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「御霊の賜物」

  • 1月27日
  • 読了時間: 4分

説教ノート No.28                   2026.1.25


聖書箇所 コリント人への手紙 第一 12章1~11節


序 論

 パウロは前章において、礼拝の回復すなわち聖餐の再生についてコリント教会に対して切々と語った。さらにこの12章から、キリスト者の教会共同体における信仰生活のために、神が一人ひとりに与え備えられている「御霊の賜物」ついて教えている。キリストの教会が有機的に結び合わされ、キリストのからだとして神の栄光を現すために、神が私たちに豊かな、多様な賜物を与えておられることを確認し、感謝しよう。


本論1 聖霊によって (12:1-3)

 先ず、パウロは「御霊の賜物(1節)について論じる前に二つの大切な前提を確認している。それは第一に、救いを受ける前に仕えていた偶像は死せる神であり、その神々に賜物を求めながら何も受けられなかという事実。第二は賜物を豊かに与える御霊を自分自身にどのように認識するかということであり、それが「聖霊によるのでなければ、だれでも『イエスは主です』と言うことはできません(3節)と説明されている。つまり私たちが信仰告白したこと自体が聖霊の支配とその導きによることであり、聖霊(三位一体の神)ご自身が、私たち一人ひとりに「御霊の賜物」を備え与えて下さっているのである。つまり「御霊の賜物」は単なる才能・能力以上のものであり、聖霊によって与えられた私たちが神の栄光を現すための恵みのタラントであると言えよう。私たちは自分のタラントが何であるかを問い、見極め、それが神から与えられた賜物であることを感謝して受け止めよう。その賜物を与えられないキリスト者は一人としていない。


本論2 御霊の賜物の統一性 (12:4-6)

 「イエスは主です(3節)との告白は、すべて御霊(聖霊と同義語)の導きによるものであり、その人は御霊の人であることを前段落で確認した。さらにここでは、同じ御霊の人であるキリスト者に与えられている賜物、奉仕、働きは種々様々でり、しかもその多様性の説明にも「同じ御霊(4節)「同じ主(5節)「同じ神(6節)という表現で統一性の源についてはっきりと教えられていること注目したい。特に「御霊」「主」「神」と、三位一体なる神ご自身が全てのキリスト者に賜物を与えて下さっているということが重要である。私たち自身への適用は、誰もが自分の能力を自慢して誇るや、逆に卑下をすることも無意味なことして自覚すべきことである。人間の価値基準は相対的でいつも他と比較しながら一喜一憂し、プライドとコンプレックスの間を迷走する。しかし、自分の賜物がオリジナルなものとして与えられていることに気付くと、私たちは感謝と誇り、使命に応えようとする決意が生じるのではないだろうか。


本論3  御霊の賜物の多様性 (12:7-11)

 最後に、パウロは御霊の賜物の九つの具縦的実例を挙げている。それは「知恵のことば(8節)」「知識のことば(8節)」「信仰(9節)」「癒やしの賜物(9節)」「奇跡を行う力(10節)」「預言(10節)」「霊を見分ける力(10節)」「種々の異言(10節)」「異言を解き明かす力(10節)と説明されているが実に多様な賜物である。しかも、これらの賜物は教会が建て上げられ、教会の礼拝が豊かにされるためにという明確な目的を持って与えられていることを忘れてはならない。さらに重要なことは、11節に「一人ひとりそれぞれに」とあるように、御霊の賜物は教会に連なる全ての者に与えられており、だれ一人必要でないものはなく、まただれ一人他者を必要としない者もいないということである。それゆえ誰も自分を誇ったり、他者と比較してひがんだりすることは許されない。いやその必要がないと言えよう。私たちは多様な賜物の中で自分に与えられているものが何であるか、また自分にない賜物が誰によって補われ、互いに満たし合い、豊かにされるかを見極める者となろう。これこそ教会エクレシア、交わりコイノニアの姿である。


結 論

 私たちは自分に与えられている賜物を知り、それを感謝し、さらにその賜物が豊かにされるよう期待したいものである。そして、その目的であるキリストのからだを建て上げるためにしっかり用いているかを再確認してみよう。私たちは御霊の力を原動力として、自分の賜物に感謝して互いに生かし合い、それを補い合って共に奉仕に励みたいものである。ハレルヤ。

御言葉に対する応答の祈り

①自分と賜物を知り、他の人の賜物に感謝しよう。

②共に主の働きの奉仕に喜び励もう。

次回説教

 聖書箇所 Ⅰコリント12:12~31

 説教題  キリストのからだとして」 


 
 
 

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