「祝福の約束」
説教ノート No.10 2023.2.5 聖書箇所 ローマ人への手紙4章13節~25節 ■序 論 救いが律法を行う行為によってではなく、「信仰」によることを語り「信仰義認」を強調したパウロはさらにその祝福について説明を続ける。それは...
「アブラハムの信仰」
説教ノート No.9 2023.1.29 聖書箇所 ローマ人への手紙4章1節~12節 ■序 論 罪人の救い(赦し)に関するパウロの主張は、「行いの原理」ではなく「信仰の原理」、すなわち神の救いがキリストの十字架に基づく贖いによるもの...
「信仰による義」
説教ノート No.8 2023.1.15 聖書箇所 ローマ人への手紙3章21節~31節 ■序 論 この段落から、パウロはキリスト教信仰の中心とも言うべき「信仰義認」について筆を進めている。「律法」は、キリストに導く養育係として人間の...
「義人はいない」
説教ノート No.7 2023.1.8 聖書箇所 ローマ人への手紙3章9節~20節 ■序 論 パウロは、前段落でユダヤ民族の「御言葉が委ねられた責任と特権」を語った。それは神の選民とされたことも、民族的優位性ではなく、あくまでも一...
「神の真実」
説教ノート No.6 2022.11.20 聖書箇所 ローマ人への手紙3章1節~8節 ■序 論 これまでパウロは、自らは律法を得た選民との自負心を持つユダヤ人も、例外なく律法に違反している「罪人」であると指摘してきた。しかし、この箇所...
「心の割礼」
説教ノート No.5 2022.11.6 聖書箇所 ローマ人への手紙2章17節~29節 ■序 論 聖書は徹底して人間が神の前に罪人であることを指摘している。神はイスラエル民族に律法を与えることによって絶対的な神の基準を示されたが、旧...
「人のさばき、神のさばき」
説教ノート No.4 2022.10.23 聖書箇所 ローマ人への手紙2章1節~16節 ■序 論 1章後半において、パウロは人間の罪の問題を普遍し、全ての人が例外なく神から離反した罪人であることを指摘した。2章に進み、自分の罪をタナに...
「神から離れた人間の現実」
説教ノート No.3 2022.10.2 聖書箇所 ローマ人への手紙1章18節~32節 ■序 論 人間が真に幸福になるためには、その根本原因である人間の本質的罪、即ち「原罪」に解決を得なければならない。パウロは、キリストの福音が救い...
「福音を恥とせず」
説教ノート No.2 2022.9.25 聖書箇所 ローマ人への手紙1章8節~17節 ■序 論 筆を進めるパウロの心の中にはローマ教会の兄姉に対する愛と尊敬が満ちていた。皇帝を神とする帝国の首都にもキリストを主と告白する群があること...
「キリストのしもべ」
説教ノート No.1 2022.9.4 聖書箇所 ローマ人への手紙1章1節~7節 ■序 論 紀元56年頃、第三次伝道旅行コリント滞在中、ローマ教会にこの手紙を書き送っている。彼は西へ帝都訪問を願いつつ、東にエルサレムへと進むことに...